今回の記事では、小学生の頃から20年以上懸賞へ応募してきた私の経験を紹介し、どのような場合に当たりやすいか考えます。
私はこれまでに懸賞でゲームソフト、限定キャラグッズ、家電など様々な当選実績がありますので、「懸賞って本当に当たるの?」と疑問に思っている方の参考になれば幸いです。
なお、本記事ではあくまで私の経験による推測を記載しており、懸賞の運営側の実態とは異なる可能性がありますので、ご留意ください。
結論:下手な鉄砲も数打ちゃ当たる
いきなり身も蓋もない結論で恐縮ですが、懸賞の当選確率を上げたければ、応募しまくることが重要です。
私もこれまで、はがきの装飾(四隅を蛍光ペンで塗るなど)や文字を超丁寧に書くなど頑張った時期がありましたが、当選確率にはほとんど影響はなかったと感じます。
それもそのはず、たとえば当選100名の懸賞に対して応募が10,000通あったとしたら、抽選倍率は100倍となります。これではどれだけ内容が良くても、なかなか当選しません。応募の数こそが最も重要です。
では、個人でできる当選確率を上げるための工夫はないのでしょうか。これについては、後ほど解説します。
私が懸賞を始めるようになったきっかけ
全然当たらない!
私が懸賞をやり始めるようになったきっかけは、小学生時代に読んでいた集英社のVジャンプという雑誌です。
この雑誌の中で、「ゲームソフトを1,000名にプレゼント!」というような企画が1誌の中にいくつもあり、当時小学生だった私は、「こんなに当選者が多いんだったら、何通か送れば絶対に当たるじゃん!」と息巻いて応募を始めました。
ところが、10通、20通と応募してみてもなかなか当たりません。
それもそのはず、これは後から知ったことですが、Vジャンプの懸賞企画は週刊少年ジャンプと合同での当選者枠となっていることもあったようです。
1つの企画で、誌面に「30万通もの応募ありがとう!」と書いてあるのを見つけ、絶望しました。
当選者1,000名に対して応募300,000だとすると、当選確率は0.3%…これは当たりませんね(笑)
もちろん、この企画が人気だったからというのもあると思います。
初当選で感激
それでも、1ヶ月ではがき10枚程度のペースで数ヶ月間応募を続けていると、ついに初当選しました。
景品は、マイナーなゲームソフトでしたが、それでも当時小学生だった私は感激しました。
何より、はがき代を除けばただでゲームソフトをもらえたというのが大きな衝撃でしたね。
この体験から、懸賞の楽しさを覚えてしまい、日常生活の中で何か企画を見つけたら、積極的に応募するようになりました。
実店舗でのくじ引き
少し話は逸れますが、例えば初売りなどの大売り出しのときにやっている実店舗でのくじ引きも、懸賞の仕組みに似ていますね。5,000円のお買い上げにつき1回くじが引ける、というようなものです。
私は幼い頃、親に連れられて大型ショッピングセンターでくじ引きを引いて、大当たりの高級寝具を当てたことがあります。そのとき、私以上に親が喜んでおり、今にして思えばこれが懸賞を続けるマインドのきっかけになったかもしれませんね。
個人でできる工夫はないのか?
あくまで私の経験による推測ですが、以下の2つの場合は、当選確率が上がっていたと感じます。ただし、最も重要なのは抽選倍率であるということは改めて申し添えておきます。
そのため、以下はおまけ程度に読んでいただけたらと思います。
ちゃんとした感想を書く
私は漫画が好きでよく読むのですが、たまに漫画の帯に限定キャラグッズの懸賞が付いていることがあります。
これらの懸賞は、当選数は3名~100名程度と少ないものが多いですが、それでも私は何度も当選しています。
この手の懸賞には、応募の記載項目に「漫画を読んだ感想」というものがあり、当選したはがきを思い返すと、この感想をしっかり書いたものが当選していたなと思います。具体的には、
- キャラクターの心情を考察したもの
- 自身の経験と照らし合わせたもの
のいずれか、または両方を記載した感想です。
感想文が長ければ良いというわけではありません。
短くても、端的に上記を書けていれば当選した経験があります。
1.キャラクターの心情を考察したもの
作品に登場するキャラクターの感情や行動の背景を深掘りし、「なぜこのような行動を取ったのか?」「どのような心境だったのか?」といった心理面に踏み込んで考察してみることです。
例えば、「主人公が友人と対立した場面では、実は不安や孤独が背景にあり、それが強がりという形で表れていたのだと思います」といった具合に、一歩踏み込んだ見方をすることがポイントです。
余談ですが、私はやや批判的(?)な感想を書いて当選した経験があります。
具体的には、「作中ではあのキャラは責められていたけど、○○という考え方があったらそうなるのも仕方ない、そこの背景をもっと読みたかった」といった内容です。
作品を褒めるような書き方ではなかったのですが、もしかしたら運営側に響く内容だったために当選させてもらえたのかもしれません。
2.自身の経験と照らし合わせたもの
自分の過去の体験や日常生活と作品の内容を重ねて、「共感」や「気づき」を交えて感想を書くことです。
例えば、「私も〇〇という同じような悩みを抱えていたので、あのキャラクターの苦悩にとても共感しました」といった具合です。
上記の例では、漫画の懸賞にピンポイントで解説しましたが、新聞や雑誌でも同じことが言えるかと思います。例えば、政治のニュースの感想であれば、どのような背景で「政治家がそのように判断するに至ったのか」を考察したり、「自分自身の境遇に照らし合わせてどう思ったのか」を感想として記載すると有効であると考えます。
応募期限ギリギリではがきを投函する
これは賛否が分かれるところではあると思いますが、応募期限ギリギリに応募した方が当選確率が高くなるというのが私の経験則です。
懸賞におけるはがきでの応募期限には「当日消印有効」が多く採用されています。
私は、締切最終日にポスト投函・集荷されたはがきが当選したという経験が何回もあります。
特に、当選者数が10名以下など、当選者数が少ない懸賞の場合で多かったです。
- 当日消印有効:締め切り日の郵便局の消印があれば、相手への到着が後日でも有効
- 必着:締め切り日までに、相手の元へ郵便物が到着している必要がある
もちろん、主催者によって当選はがきの選び方は異なるとは思いますが、一番最後に到着したはがきをそのまま当選にしているのではないかと思うことがあります。
はがきとWEBが選べる場合、当選確率が高いのはどっち?
最近の懸賞では、WEB(PC、スマホ)で応募できるケースが増えましたね。
紙の応募券が必要な場合、はがきでしか応募できませんが、電子的なポイントによってWEBで応募できる場合もあります。
今回は、はがきとWEBのいずれでも応募できる場合、どちらが当選確率が高いか考えます。
これは完全に私の推測となりますが、「はがきの方がやや有利」ではないかと考えています。
理由は、「はがき応募とWEB応募のそれぞれに当選枠を設けているのではないか」と感じたことがあったからです。
例えば、当選者3名の懸賞において、はがきでの当選者2名、WEBでの当選者1名と枠を定めているというパターンです。
これも推測となりますが、応募の手軽さやはがき代のことを考えると、WEBでの応募の方が多いのではないかと考えています。
もしそうであれば、当然にはがきで応募した方が当選しやすいことになります。
とはいえ、本件は推測の域を出ませんので、あまり気にせず好きな方で応募したらいいと思います。
無理のない範囲で楽しくやろう
私の懸賞に対するスタンスは、「たまたま懸賞を見つけたらできるだけ応募する」というものです。
現在の応募件数は1ヶ月に5件程度です。
そのため、1つの懸賞に対して、メルカリなどで応募券を大量に集めて応募するということはしませんし、落ちて当たり前、基本的には当たらないものであると考えています。
そもそも、懸賞とは基本的には主催者側の厚意によって開催されているものなので(もちろん販促的なケースも多いと思いますが)、「当たったらラッキー」程度に考えて、「運営さんありがとう!」という感謝の気持ちが重要かもしれませんね。
私も上記のスタンスだったからこそ、これまで長く楽しく懸賞を続けられたのかもしれません。
まとめ:懸賞は基本的には倍率次第、ただし工夫の余地あり
本記事では、20年以上にわたり懸賞に応募し続けてきた私の体験をもとに、懸賞の当選確率を上げる方法や懸賞との向き合い方を紹介しました。
主なポイントは以下の通りです。
- 当選には抽選倍率が最重要
下手な鉄砲も数打ちゃ当たる。まずは応募することが基本。 - 個人でできる工夫もあり
- 感想欄がある懸賞では、キャラクターの心情や自身の経験と絡めた具体的な感想が当選に結びついた経験が多い。
- 応募締切ギリギリに投函することで当選した例もある(ただし確証はない)。
- WEBとはがきで応募できる場合、はがきのほうが当選しやすいと感じた(当選枠が別れている可能性もあり)。
- 無理なく、楽しむ気持ちが大切
懸賞は「落ちて当たり前」で、「当たったらラッキー」という気持ちで取り組むのが賢明。
懸賞あるあるかもしれませんが、当選してから景品到着まで期間が空きますので、景品が届いてから応募していたことを思い出すことがよくあります。
逆に、「あれは絶対欲しい」「当たって欲しい」とずっと覚えているものに限って、当たらなかったりします。
そういう意味では、応募していたことを忘れるくらいがちょうどいい塩梅なのかもしれませんね。
懸賞へ応募されている方の参考になれば幸いです。
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