本記事では、どんな性格の人がFIRE・セミリタイアを目指すのか、管理人の主観全開で書いていきます。
当初、私は「FIREを目指すのは内向的な性格の人が多いのではないか?」と考えていました。実際、ネット上で情報発信をされている方々を見ても、このタイプが多いように感じます。私自身もこのタイプです。
ただ、私が尊敬しているFIRE志向・達成者の中には、かなり外向的なタイプの方もいらっしゃいます。そう考えると、結局は「人による」の一言で終わってしまうのでしょうか。
この記事では、もう少し踏み込んで、FIREを目指す動機からその性格を考察してみたいと思います。
本記事での「外向的」「内向的」の定義
ここでは、以下のように定義させてください。
- 外向的な性格:活動的で他人とのコミュニケーションが好き・得意。積極的に様々な活動に参加したり、コミュニティに飛び込んでいく。いわゆる、陽キャ。
- 内向的な性格:一人での活動が好きで、他人とのコミュニケーションに苦痛を感じることも多い。どちらかというと面倒くさがり・慎重で、新しいコミュニティに入り込むのが億劫。いわゆる、陰キャ。
内向的な人のほうがFIREを目指しがちであると考える理由
そもそもFIREを目指そうとする動機を考えると、内向的な性格な人のほうがその結論に至りやすいのではないかと思います。
例えば、会社員の方なら分かると思いますが、働く中で様々な理不尽な要求などがあるわけです。会社の風土などにもよるとは思いますが、多かれ少なかれ、皆さんも次のような経験をしたことがあるのではないでしょうか。
- 業務過多、拒否できない長時間労働
- 上司からの理不尽なパワハラ
- ストレスフルな人間関係
- 無茶振りの仕事で時間に追われ続ける
- くだらない強制参加の飲み会(しかも深夜まで)
- 突発的な転勤の辞令
そういった経験をする中で、コミュニケーションが得意でない内向的なタイプは、外向的なタイプと比較すると相対的に苦痛に感じる度合いが高くなるのかもしれません。その結果、「絶対に会社を辞めてやる!」となるわけですね。
私の狭い交友関係で恐縮ですが、外向的なタイプはほとんど飲み会が好き、または割り切ってこなせる人が多いように思います。例えば、ネット上でもリアルでも、「仕事を円滑にするために出られる飲み会には全部出ろ」という言説がありますね。私の会社にもそのような考え方の人の方が多いです。
私なんかは、会社の飲み会が苦痛で苦痛で仕方のないタイプで、飲み会に出るくらいなら(残業代が出るから)仕事をしていた方がマシ、下手したら金を払ってでも出席したくないなどと思ってしまいます。
こういう考え方をしているようでは、当然に会社員なんか辞めてしまいたくなり、自然とFIREを目指すようになるわけですね。
※念のため申し上げますと、私は飲み会自体が嫌いなわけではありません。親しい友人や会社の同期との飲み会はむしろ好きですし、喜んで出席します。嫌な上司・管理職との飲み会が嫌なのです。なぜなら、必ず仕事の話になり説教やダメ出しされたり、酒の席での作法を強要されるからです。
少し話は逸れましたが、こういった(嫌いな)他人とのコミュニケーションが苦痛であったり、自分の自由が奪われていることを自覚してしまうことで、FIREを目指すようになるのではないかと思います。そして、このように感じるのは内向的な性格の人が多いのではないか、ということですね。
なぜ転職ではなく、いきなりFIREなのか?
ところで、私がこれまでサラリーマンでFIRE志向がある発信者を見てきて少し疑問だったことがあります。それは、「なぜ、まず最初に転職を考えるのではなく、最初からFIRE(セミリタイア含む)を目指すのか」ということです。
凡人の私からすると、「会社に不満があるならば、まず最初は転職して職場を変えることを考えるんじゃないの?」などと昔は思っていました。
しかし、私も数社を経験して、それは間違いであり、雇われの立場でいる限り労働者階級という意味では本質的にはどこも同じということが今では分かります。
FIREの先駆者たちは、そのことを1社目で確信しているということなんでしょうね。それ程の洞察力というか思考力というか、そういったものがあるからこそ、普通では達成できないFIREを実現するのだなと思いました。
私は気付くのが少し遅れましたが、早くそちら側に行きたいものです。
私がFIREを目指す理由については、以下の記事でもご紹介しています。
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