今回の記事では、ヤフオクとメルカリのどちらがお得か・使いやすいかを考えます。
できるだけ投資に回すお金を捻出する上で、貴重な副収入となり得るのが不要品の販売です。
副業など何もやったことがないという人が、最初に取っ掛かりやすいものかと思います。
家にある不要品を売る際に検討するのが、国内大手のヤフオクとメルカリの2社になるかと思います。
私は2つとも利用していますので、その実感を踏まえながらご紹介していきます。
なお、節約については以下の記事でも紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。
結論:ヤフオクの方がやや有利
個人的には、総合的に判断するとヤフオクの方がやや有利であると思います。
私はヤフオクとメルカリの両方とも5年以上利用していますが、現在のメインとしてはヤフオクです。
その最大の理由は、売上金を銀行口座に振り込む際に、メルカリの場合は200円かかりますが、ヤフオクの場合はpaypay銀行に限り無料だからです。
その他、色々細かい部分もありますので、以下の通り見ていきます。
売上金や手数料の取り扱いは?
まず、出品にかかる基本的なコストを比較してみましょう。
- 落札手数料:ヤフオク、メルカリともに出品額の10%で、差はありません。
※以前、ヤフオクはLYPプレミアム会員であれば手数料が安くなったのですが、現在は一律10%となってしまいました。 - 送料:
- ゆうパケットポストminiを利用すれば、ヤフオクは150円、メルカリは160円で発送可能です。※ヤフオクは送料を出品者負担にした場合
- コンビニ(セブンイレブンまたはファミリーマート)で発送可能なネコポスの場合、ヤフオクは200円、メルカリは210円です。※ヤフオクは送料を出品者負担にした場合
- 日本郵便を使えば、封筒に入れて所定の切手額で発送することも可能です。
最安で発送したい場合、ミニレターが85円で発送できて便利です。はがきサイズなので、カード類を発送するのに適しています。
- 売上金の引き出し:ここで大きな違いが出ます。
- ヤフオク:売上金をPayPayで受け取る場合は手数料がかかりません。また、PayPay銀行への出金も手数料無料です。さらに、PayPayポイントには有効期限がないというメリットもあります。
- メルカリ:売上を現金で引き出す際には、200円の手数料がかかります。さらに、メルカリポイントは有効期限が1年と定められており、期限切れで失効してしまう可能性があります。
売上金の柔軟性や手数料の面では、ヤフオクに軍配が上がると言えそうです。
売れやすさと価格設定
次に、実際に売れるまでのスピードや価格の決まり方について見ていきましょう。
- 落札価格:売却する商品にもよりますが、売れさえすれば価格に大きな差はないとの意見があります。ただ、個人的には、ヤフオクの方がやや高く売れやすいと感じます。一方で売れる速さは、メルカリのほうが上かなと感じます。
- 相場確認と売れる速さ:
- ヤフオク:ヤフオクの利点の一つとして、過去の落札相場を簡単に確認できる点が挙げられます。PCで検索すれば直近の落札価格がすぐに分かるため、それに近い価格で出品すれば、売れやすい傾向にあります。メルカリと比較すると、全体的な相場は高いように感じます。
- メルカリ:もちろん商品のジャンルにもよるのでしょうが、個人的にはヤフオクに比べると比較的早く売れる傾向にあると感じます。あくまで感覚ですが、メルカリの方がユーザーが多く賑わっているような印象があります。ヤフオクと比較すると、やや安めの相場に感じます。
このため、購入者側の立場で言うと、メルカリの方が安く買えるケースが多いかもしれません。
ただし、相場が簡単にわかることにはデメリットを指摘する声もあります。早く売りたい出品者が値下げ競争を始め、結果的に全体の相場が下がってしまうデフレを引き起こす一因になっているという見方です。
サイトの使い勝手とユーザー文化
毎日使うプラットフォームだからこそ、使いやすさやサポート体制も重要です。
- ウェブサイトのUI(使いやすさ)
- ヤフオク:特にPCで見た際に、一覧画面で残り時間や入札数が直感的に把握でき、見やすいと感じます。検索の精度もヤフオクの方が高いと思います。
- メルカリ:メルカリの検索は極めて使いにくいと感じます。実は私はヤフオク→メルカリの順番で始めたので、初めてメルカリを利用したときはあまりのUIの見にくさに絶望し、1回退会したことがある程です。
- ユーザー文化・評価システム
- ヤフオク:メルカリと比較すると、まともなユーザーが多いというイメージがあります。また、両方利用している方は分かると思うのですが、唐突に値下げ交渉などをフランクな文体で依頼してくるユーザーは、メルカリ文化の出身者ではないかなどと思ってしまいます。一方で、「報復評価」が可能なため、実質的に悪い評価をつけにくいという側面もあります。
- メルカリ:フランクに値下げ交渉や専用出品(取り置き)を依頼してくるユーザーがいて驚きます。「即購入禁止」といった独自ルールが放置されている点も疑問です。値引き交渉や返品に関するトラブルの噂が絶えず、運営側が放置気味であるような印象を受けます。しかし、評価システムについては、お互いの評価が終わるまで相手の評価が見えないため、正当な評価がしやすいというメリットがあります。
まとめ
今回の記事では、ヤフオクとメルカリのどちらが便利か、私の実体験も踏まえてご紹介しました。
売上金の出金において手数料がかからない点を始めとして、以下の内容を総合的に勘案した場合、私はヤフオクの方が有利な場面が多いと考えています。
- 売上金の振込手数料やポイントの有効期限の有無
- 相場の確認のしやすさ
- PCでの見やすさ
- ユーザー文化やトラブル対応の違い
ただし、メルカリにも利点はあります。私見ですが商品がヤフオクより早く売れやすいですし、ヤフオクのように再出品する必要がないのは楽です。
私がヤフオクの最大のデメリットと感じているのは、再出品の手間です。ヤフオクは通常1週間までの出品で、期限切れになる度に手動で再出品しなければなりません。有料のLYPプレミアム会員に加入すれば、最大で3回自動再出品(+3週間)することができますが、それでも永続的に出品できるメルカリには劣ります。
両者について色々見てきましたが、それぞれメリット・デメリットはあります。
2つを上手く使い分けるなど、ご自分に合った方法で収入アップにつなげていただければ幸いです。
なお、日用品の場合は問題ありませんが、転売などを目的として年間に一定以上の利益(会社員の場合20万円)、確定申告が必要となりますので、ガッツリ取り組みたい人は事前に良く調査なさってください。
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