本記事では、管理人の2025年6月時点でのポートフォリオを公開し、現状について分析します。
株式投資で資産形成されている方の参考になれば幸いです。
なお、私の投資スタンスについては以下の記事で紹介しています。
ポートフォリオ(2025年6月)
2025年6月の管理人のポートフォリオ(商品別割合表)は以下の通りです。
なお、割合は評価額ベースとしており、SBIハイブリッド預金や米ドルも全て日本円としてまとめています。
商品 | 構成比(%) |
---|---|
国内株式(現物) | 72.5% |
米国株式 | 18.1% |
投資信託 | 6.5% |
現金・預金 | 2.9% |
合計 | 100.0% |

以下、ポートフォリオの状況を整理してみます。
1. 国内株式への高い集中(約72.5%)
私が国内株式に投資する理由としては、身近なものでイメージしやすいことや、ニュースなどで情報が入ってきやすいこと、配当利回りが高く株主優待を享受できることなどに加え、税制面で有利という点もあります。
本当は米国高配当株にも、もっと投資したい銘柄はあるのですが、米国株の場合さらに10%税金で持っていかれることになるため、配当利回りもそれを差っ引いて考えなければなりません。
国内株式 保有上位10銘柄と割合
順位 | 銘柄名 | 割合(%) |
---|---|---|
1 | JT | 9.85% |
2 | コスモエネルギーHD | 5.59% |
3 | MS&AD | 4.30% |
4 | カナディアンソラ | 3.90% |
5 | リョーサン菱洋 | 3.43% |
6 | 芙蓉リース | 2.89% |
7 | フィード・ワン | 2.66% |
8 | FCC | 2.47% |
9 | みずほリース | 2.39% |
10 | 三井不ロジパーク | 1.90% |
保有銘柄分析
- JT単体で約10%近くを占めており、非常に高いウエイト
- 上位10銘柄で全体の39.98%(ほぼ4割)を構成
- 配当志向の銘柄やインフラ・リース関連が多い
2. 米国株式の比率がやや控えめ(約18.1%)
米国株は大きなリターンを得るための投資先の一つと考えていますが、全体から見たバランスとしてはやや控えめとなっています。
先述の通り、私は米国株において追加で投資したい銘柄候補は結構あります。
現状は特定銘柄(BTI、VZなど)に偏っており、リスクが高めの状況ではありますが、逆にいうと、高いリスクを取っているからこそ高いリターン(配当、含み益)を得られている側面もあります。
現状、国内株式中心で高配当株や株主優待など特有の恩恵をきっちり享受している状況ですが、徐々に米国株の割合も増やしていきたいですね。
なお、私は為替の変動が怖いので米国ドルは一括買いをせず、時間分散のため積立買いするという方法を取っています。
3. 投資信託(6.5%)の活用
投資信託は全て新NISAのつみたて投資枠の活用となっています。今後もきっちり年間120万円積み立てていきたいですね。
なお、購入している商品は以下の2つです。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
先進国株式インデックスを選んだ理由は、長期的なリターンが高いのは、成長中の国・企業よりも成熟していて株主に還元する国・企業であるという趣旨の内容を本で勉強したからです。
実際は、先進国株式インデックスも米国株の割合が非常に高いので、上記2つに大きな差はないと考えられ、オルカン vs. S&P 500の論争に近いところがあるかもしれませんね。
4. 現金・預金類が少ない(2.9%)
今回紹介しているデータは、あくまでメインの1証券口座のものなので、別途銀行口座に現金はいくらかあります。それでも、現金割合は非常に低く、もし相場急落などが起こればリバランスできる余地が非常に乏しい状況です。
実際、トランプ関税ショックのときは「買い増ししたいのに現金がない!」という状況に陥りました。
結局、資金を捻出するために、少ない現金をさらに証券口座に移したり、逆に株価が上がっていた内需株のイオンモール(TOB思惑による)やKDDIを売却することで現金を確保し、何とか買い増ししました。
ただ、実は暴落時は配当金のおかげでそれほど心配はしていませんでした。
日本株の配当は通常権利確定から3ヶ月程度で支払いとなります。
米国株と比べると非常に遅いですが、この時間差が焦っているときには役立つなと感じました。
配当金が振り込まれる見込みがあったからこそ、仮に生活費がカツカツになっても大丈夫だと思えたし、トランプショック後にさらに株価が下がったとしてもまた買い増せるな、などと考えていました。
配当はまさにFF(ファイナルファンタジー)でいうところのリジェネが効いている状態で、精神的な安定に役立ちましたね。
総評
現在の構成は、配当重視の日本株を主軸に、高配当の米国株、投資信託を補完的に組み合わせた、現金比重が極端に少ないかなりリスクを取ったポートフォリオになっています。
今後は配当金や給与をうまく使って、米国株の割合を増やすなどリバランスしていきたいですね。
2024年までの全配当実績については以下の記事でも解説しています。
私の銘柄選定基準については以下の記事で紹介しています。
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