人生で一番自由だった3ヶ月、無職期間を振り返る

人生で一番自由だった3ヶ月、無職期間を振り返る FIRE関連
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本記事では、私の1社目退職後の約3ヶ月間の無職期間(2018年頃)の経験と、そこから得た気づきについてご紹介します。

先日、当時の心境をメモした資料が見つかりました。この機会に、初心を思い出し、当時の体験を記事としてまとめたいと思います。

約3ヶ月にわたる無職期間は、仕事のプレッシャーから解放され、真の自由を謳歌する貴重な時間となりました。職場にて感じていた絶望感や憂鬱な気持ちはほとんどなくなり、当時の悩みは会社を辞めれば忘れられる程度のものだったと実感しました。また、無職期間の経験は、仕事に追われる日々では得られない多くの気付きがありました。

1ヶ月目:解放と自由の始まり

退職後の1ヶ月目は、まさに真の意味で自由な期間でした。毎日を気ままに過ごす生活は楽しく、無職期間終了後(3ヶ月後)の就職先も決まっていたため、無職であることへの焦燥感は全くありませんでした。いま思い返すと、この点が一般的な無職の人とは異なる点で、精神的な余裕に繋がっていたかもしれません。

  • 念願のゲーム三昧:PS4を購入し、ドラゴンクエスト11にハマっていました。会社で仕事をしているときは忙しくてプレイする時間が確保できなかったため、退職して本当に良かったと感じています。ドラクエ11はめっちゃ面白かったです。超綺麗なグラフィックと、少し陰鬱とした重厚なストーリーが良かったです。ストーリー構成はちょっとFF6を思い出しましたね。
  • 生活の反省と次月の目標:一方で、少しだらけすぎたという反省点もありました。特に、インターネットの利用時間が1日平均3時間以上と長かったため、これを減らすことが課題でした。次月に向けては、より規則正しい生活を送り、勉強の習慣を身につけることを目標としました。

2ヶ月目:無職生活への順応

2ヶ月目になると無職の生活にもすっかり慣れ、毎日が休みであることが当然のように感じるようになりました。

  • 活動内容:行きたかった温泉に行ったり、ゲームセンター通いがメインになったりと、活動の幅が広がりました。月末にはペルソナ5を購入し、引き続きゲームに没頭しました。その他にも、法事や漫画、転職の手続き、アニメ鑑賞、勉強など、振り返ると様々なことをして過ごしていました。
    • ペルソナ5もかなり面白かったです。ストーリーが長く、結局100時間弱プレイしました。やり込み要素などが全然できていなかったので、本当は2周目をやりたかったのですが、無職期間が終わってしまいあえなく断念しました。少し義賊的な要素のある勧善懲悪ものですが、最終盤のストーリー展開は個人的に悪い意味で裏切られましたね。
  • 課題と対策:まとめサイトや5ちゃんねるを見ている時間が非常に長かったことは反省点です。例えば勉強に集中できないときは、思い切ってディスプレイの電源を切ることが有効な対策だと感じました。
  • 残り期間への名残惜しさ:無職期間が残り1ヶ月となり、「あと3ヶ月くらい休みたかった」というのが本音です。当初計画していたツーリングや観光はほとんどしませんでしたが、家でゲームをしたり、ゲームセンターで過ごしたりすることが自分の性に合っていると感じるようになりました。

3ヶ月目:自由の再認識と未来への決意

約3ヶ月に及んだ無職期間も、ついに終わりを迎えました。

  • 無職の特権:月の前半は引き続きペルソナ5に没頭し、連続して大量の時間を一つのことに投入できるのは無職ならではの特権だと感じました。育児に時間を取られている兄弟の姿を見て、いまこの期間が、誰からも何からも縛られない、真の自由の生活であったと改めて実感しました。
  • 地元での生活:月の後半は引っ越して、実家での滞在が中心でしたが、家族との関係が悪く不自由さを感じる場面もありました。将来的に地元へ戻ることがあったとしても、実家ではなく別に家を借りたいと考えるようになりましたね。
  • 退職という選択:「就職して社会人になったら、二度と数ヶ月単位の長期休暇は取れない」という一般的な考えに対し、退職すればそうとは限らないことを自らの手で証明できたと感じました。転職の手続きの際に「本当に会社を辞めて正解だったのか」と思う瞬間もありましたが、辞めていなければ今も苦しみながら仕事を続けていたであろうと思いますし、最終的に退職は正しい選択だったと確信しました。

全体を通して無職期間から得た教訓

何より大きな収穫は、あれほど苦しんだ仕事の悩みでさえ、「会社を辞めれば忘れてしまう程度の取るに足らない悩みだった」という事実を身をもって知れたことです。このことは、今後の人生においても常に頭の片隅に入れておきたいですね。

また、何よりも「健康第一であり、追い詰められれば逃げるべきである」というのが私の信条です。人によっては、特に新入社員など若い人などは、多少苦労してでも頑張るべきだという考え方を持つ方も多いかもしれません。

私の同僚で、精神疾患にかかったり、ストレスからくる身体的な病気におかされている人を何人も見てきました。私が入社する前には、社員寮で首○り自○があったが会社が揉み消したなんていう話も聞きました。ただ、ちょうど2016年に電通での過労死事件があり、この頃世間的に長時間労働に敏感になっていたときでしたので、少しずつ改善したようですが。
こういう経験があったので、私は命よりも大事なものはないと思っています。健康よりも仕事が優先されることなどあり得ないという考えですね。

余談ですが、たまにネットなどで、新入社員が長時間労働などがあるブラック企業で「辞めたいと思っているが、親から反対されているから辞められない(または悩んでいる)」という話を聞きますが、私からするとあり得ないと思ってしまいます。

自分の命がかかっているのに、他人にその重要な判断を仰いでいる場合じゃないだろ!!と思ってしまいます。たとえ自分の親だろうと、実際にその職場で働いたわけではないのだから、どれほど劣悪な環境かは分からないわけです。昔と今では、労働の密度がかなり変わっているということもあります。

ブラック企業で苦しんでいる新入社員には、「自分の命よりも大切なものはないと知れ」と言いたいですね。今すぐ逃げ出していただきたい。

いつかまた、今回のような休暇を過ごしてみたいものです。日本の労働環境の劣悪さを考えると、長期休暇を得るためには退職するしかないのかもしれませんが、その場合はまた転職などをするしかないのが悩みどころです。

そして、いつでも逃げるという選択肢を持ち続けるためにも、資産運用を継続していくことの重要性を感じています。この考え方が、いつかFIREしたいという思いに繋がっています。少なくともFI(Financial Independence = 経済的自立)をしていれば、転職する必要性にも迫られません。

私がFIREを目指す理由については、以下の記事にて紹介しています。

*投資判断は自己責任にてお願い致します

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