場中決算の値動きを利用したデイトレのやり方

場中決算を利用したデイトレのやり方 日本株

本記事では、場中決算の値動きを利用した、管理人のデイトレのやり方を紹介します。
地合いが良かったという追い風もありますが、私は2026年2月の決算シーズンに上手く利益を得ることができました。

決算シーズンに便乗して小遣い稼ぎをしたいと考えている人の参考になれば幸いです。

※言うまでもなく、信用取引を使ったデイトレは非常にハイリスクで上級者向けとなります。投資の際はリスク管理を徹底した上で、ご自身の責任によって判断してください!

場中決算とは?

場中(ばちゅう)決算とは、東京証券取引所の取引時間中(前場9:00-11:30または後場12:30-15:00)に企業の決算情報が開示されることです。

通常は、15:30や16:00など夕方(大引け後)に発表される企業が多いのですが、この場合とは異なり、場中決算では発表直後に株価が大きく変動する可能性が高いです。

ターゲットとする銘柄

次のような銘柄が場中決算する場合が狙い目です。

  • 世間の注目度が高い
    (荒い値動きを利用できる)
  • 業績が良いことが期待される
    (自分なりの企業分析で、例えば「コンセンサスを超えてくるだろう」などより確度の高い予想ができているとなお良い)
  • 普段から出来高売買代金が高い
    (流動性が高いため)

F&LC(スシロー)の教訓

私が積極的に場中決算デイトレを狙おうと思ったきっかけに、スシローで有名なF&LC(3563)があります。

スシローは、2026年2月6日の10時30分に決算発表を予告していたのですが、実際に発表されたのは11時30分、つまり前引け後でした。

それにもかかわらず、スシローの株価は10時30分になった瞬間に大きく動き、200円程度下落しました。何のIR情報も出ていないのに、です。

理由としては、恐らく機関投資家がアルゴリズム取引で売り注文を仕掛けていたことだと思います。つまり、決算内容にかかわらず最初から売り注文を出すつもりだった、と考えられます。

スシロー5分チャート
2026年2月6日 スシロー5分足チャート【TradingViewより】

結局、11時30分に発表された決算内容が非常によく、後場から株価は一気に上昇しました。(このケースは特殊でしたが、買いで入るなら決算発表後の後場からでも十分だったように思います)

私はこの経験があって、場中決算後の値動きを利用して小遣い稼ぎできるのでは?と思い積極的に狙ってみるきっかけとなりました。

ちなみに、同日にトヨタ自動車(7203)でも似たようなことが起きました。当初13時25分に決算発表を予定していましたが、14:00に変更しました。それなのに、13時25分になった途端に株価は大きく動きました。スシローと同じ現象が起きたと思います。

2026年2月6日 トヨタ5分足チャート【Trading Viewより】
2026年2月6日 トヨタ5分足チャート【TradingViewより】

具体的な決算トレードのやり方

事前準備

前述の条件を満たすような銘柄を探し、決算発表前にはすぐに注文を入れられるように準備をしておきます。

会社員で平日仕事の方は有給を使ってください。

また、スマホよりもPCを圧倒的にお勧めします。理由はPCの方が単純に情報量が多いこと、株価と決算情報を並行して取りに行かなければならないこと、値動きのリアルタイム性がPCの方が優れていることなどがあります。

外出中でやむを得ない場合もあるとは思いますが、スマホの方が勝率が下がると思っています。(とはいえ私自身、仕事の休憩中にトイレで小遣い稼ぎをしたことがありますが笑)

あとは、PCで例えばSBI証券を使っている人は、Webブラウザ上のホームページからの取引よりも、HYPER SBIのアプリを使った方がいいと思います。株価の1分足など、よりリアルタイム性のある情報を見ながら取引注文を出せるからです。

注文の出し方

私は基本的に、良い決算を出して上に行くであろうと予想する銘柄をターゲットにしています。

圧倒的に良い(または悪い)決算の場合は別ですが、それなりに良い決算だったとしても、ほとんどの場合、決算発表後の株価は上下に動きます。この値動きを利用して、下の方に指値注文を入れておこうという作戦です。

現在の株価の数%下の方で指値注文を入れておき、約定したらすぐに少し上の株価で売り注文を出しておくことによって、利益を得ることができます。具体例は後述します。

なお、空売りを使った逆パターン(高いところで空売りを入れておき、発表後に下で買い戻す)もありますが、基本的にお勧めしません。良い決算であれば、上昇圧力の方が強いからです。
そしてそのために、最初から業績が良いと予想する銘柄をターゲットにするわけですね。

ただし、決算発表前までの株価の動きには要注意です。市場から良い決算を発表するだろうと評価されている銘柄は、発表前までに期待感が高まっており株価がかなり上昇している可能性があります。こういった銘柄は、もし保有していれば決算発表前までに売却しておいて、決算トレードは避けた方が無難です。

リスク管理とナンピン買いについて

基本的には最初のエントリーだけの一発勝負だけにした方がいいですが、ナンピンでポジションを増やしていくならばリスク管理は徹底しましょう。

私の場合、業績が非常に良くて悪材料も見当たらないのに株価が下げていく場合、少しずつ買い増していきます。一気に買わないことがポイントで、例えば3,000株まで買えるけど、200株ずつ区切って買い増すというようなやり方をします。

この方法の唯一の欠点は、株価が下げ一辺倒で、ついには下に突き抜けてしまった場合には大ダメージを食らうことになります。逆に、上手くナンピン買いできていれば、株価の底から半値返し程度でも利益を得ることができます。
例:株価が4,000円⇒3,000円⇒3,500円という推移だった場合、上と下の差額(1,000円)の半値(500円)を戻しただけでも、プラ転できる可能性があります

一時的に下がったとしても戻して欲しいからこそ、業績が良い銘柄を狙うことが重要となります。

具体的な取引実績紹介

今回は3銘柄紹介します。今回は紹介しませんが、アシックス(7936)も非常に決算が良くて利益を取りやすかったので、興味がある方はぜひ調べてみてください。

三井E&S(7003)【2026年2月10日】

2026年2月10日 三井E&S 5分足チャート【Trading Viewより】
2026年2月10日 三井E&S 5分足チャート【TradingViewより】

決算発表前の株価7,380円から3%程度下の7,200円程度で指値注文を入れていましたが、その後ドンドン下を掘っていく展開に。

決算が非常に良かったので、必ず戻すと信じ、下がる度に買い増していきました。

結局、元の株価水準を超えていきましたので、このタイミングで利益確定。ただし、大引け前に一転、株価はまた下落方向に向かっていきましたので、紙一重で危なかったです。

この銘柄はちょうど同じタイミングで有名投資家のテスタさんが参入していたらしく、1,000万円を儲けていたことが話題になりましたね。そういった大口投資家が参加していたという意味では、この銘柄において決算の良し悪しはあまり関係なかったかもしれません。

ただし、この翌日から株価は上昇基調が続いており、市場から好決算だったと受け止められたことは間違いなさそうです。

ブリヂストン(5108)【2026年2月16日】

こちらは今回の決算シーズンで唯一の失敗例です。

2026年2月16日 ブリヂストン 5分足チャート【Trading Viewより】
2026年2月16日 ブリヂストン 5分足チャート【TradingViewより】

26年12月期も前期比3.9%増の3400億円に伸びる見通しとなったという決算で、やや良かった程度の内容だと思ったのですが、これまでに期待感からか株価が上昇していたこともあり、発表後に急落しました。

さすがに下げ過ぎだろうと思いナンピンしていったのですが、当日中に元の水準に戻ることはありませんでした。3,550円までナンピンしたものの、その後戻る見込みもないことから3,600円で損切りしました。

ナンピンでの典型的な負けパターンかと思います。

ただし、一瞬だけ勝てるタイミングはありました。3,860円で上ひげを付けている瞬間です。実際には一瞬の出来事のため、実行するには非常に難しいタイミングではあったと思います。

横浜ゴム(5101)【2026年2月19日】

注目度はそれほど高くないですが、決算シーズン最終盤に場中決算があったため個人的に注目していました。トイレ休憩中に決算内容を見てからエントリーし、5分で利益を得ることができました。

2026年2月19日 横浜ゴム 5分足チャート【TradingViewより】
2026年2月19日 横浜ゴム 5分足チャート【TradingViewより】

25年12月期の連結最終利益は前期比40.7%増に拡大し、前期の年間配当を112円→134円(前期は98円)に増額、今期も前期比38円増の172円に増配する方針とのことで、かなり良い決算内容と判断しました。

26年12月期は前期比14.6%減の900億円に減る見通しとなったことだけが懸念材料でしたが、株価が急騰したタイミングでエントリーしました。

7,200円程度でエントリーし、7,500円程度で売却しました。
決算が非常に良い場合は買いで入っていれば、ほとんど勝てる好例だと思います。

儲けるためのコツは、最初の数分で勝ち逃げする

決算発表後、数分間は激しい値動きとなるものの、その後止まってしまうことはままあります。このため、初動で少しでも利益を得られたならば、さっさと利益確定して取引を終了させることが重要です。

思ったよりも値動きがなく、2千円とか5千円とかの利益で終わってしまうこともありますが、勝ちは勝ちです。

私はこれまでに身に付いた逆張り体質からかこれが結構苦手で、ナンピンなどをしてポジションを増やしてしまいがちです。結局、それで利益を取れてしまっているからタチが悪いのですが…。

よくある負けパターンは、1度利益確定させたのに欲を出してもう1回エントリーして、その後株価が逆方向にズルズルといってしまうというものです。

まとめ

今回の記事では、場中決算を利用したトレード手法について紹介しました。

かなりハイリスクですが、事前に準備した上で確度の高い勝負をすれば、小遣い程度を稼ぐことは十分に可能だと思います。
私のようにナンピンでダラダラ持ち越さず、損切りラインを徹底することで傷も浅くすることも可能です。

少なくとも宝くじを買うよりは期待値が高いと思うのですが、いかがでしょうか。

どちらかと言うと最大の難所は、平日に時間を作ることですかね笑

場中決算トレードを考えている方の参考になれば幸いです。

*投資判断は自己責任にてお願い致します

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